2010年03月18日

サクラダファミリアのトイレットペーパー

サクラダファミリアのトイレットペーパーは既にご紹介しました。
では、なぜその紙を持って帰る気になったのか?
今日はそのエピソードを紹介します。
 今を去ることおよそ30年前。私は一人でサクラダファミリアにいました。
ひととおり教会内をふらふらと一人でうろついた後、急におなかが痛くなってしまったのです。
やっとみつけた公衆トイレ。これはサクラダファミリアの敷地の中にあったのですが、
近づいてみるとトイレの入口におばさんが一人、ロッキングチェアーに揺られながら編み物をしています。
トイレに入ろうとすると、おばさんに呼び止められお金を要求されました、ええっ!と思いながら
私のおなかは緊急事態。しかたなくお金を渡すと私の前を歩いてトイレの中へ。
彼女はトイレのブースの鍵(南京錠)をあけて、あのうす緑のトイレットペーパーをくるくるくると巻いて
無造作に破り私にくれました。トイレブースにペーパーはないのです。
さて、無事に用を足してさあ水を流そうと思いレバーを探すのですがどこにもない、旧式の
水のタンクが上についているのかと振り返って見上げても何もなし。ズボンをはいてトイレブースの中で
途方にくれていました。 どうしても見つからないしええい、もうこのまま出てやろうと、
少しドアを開けて外を覗いてみてびっくり。あのおばさんがバケツとたわしを持って立っていました。
あまりの恥ずかしさに紙の残りを持ったまま急いで駆け出したのを覚えています。
しらぬ事とはいえ、もしおばさんじゃなく若い女の子だったらどうしただろう?
 と、まあそんな事があったトイレットペーパーなので「記念?」に持って帰ったのであります。



Posted by イズイズ at 14:02│Comments(1)
この記事へのコメント
励まされ、やる気、元気が出て来ます?
ありがとうございま~す?
Posted by UGG at 2010年10月13日 16:55
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